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「「みんなの意見」は案外正しい」
(ジェームズ・スロウィキー著、小高尚子訳、2006年)、角川書店
アービング・ジャニスによる「集団浅慮」という概念は、
人間は、一人だとしっかり考えるのに、
集団になると深く考えずに結論を急いでしまうことを説明したものだ。
本書は、ジャニスとは異なり、
優れた一人の人よりも、むしろ集団の方がまともな判断を下していることがある
ということに着目し、次の3点に絞った議論を展開している。
1.「認知」・・・時期がくれば明確に答えが出るとわかっていること
2.「調整」・・・他の多くの人たちが同じ行動をとる中で、自分はどうすべきかを考えるようなこと
3.「協調」・・・自分のことだけを考えれば選択しないような選択肢を集団が選択するようなこと
事例が豊富で、そうかそうかと思わせる。
人間は、知性を持った動物であることを改めて感じさせる。
(平成21年2月12日)
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