当院腎センター長の医師が、数日前に私にアポをとりたいとメールしてこられた。
今日のお昼がそのアポの時間。
早めに昼食をすませ、どきどきしながら待っていたら、
時間より少し前に、美しい女性と共に現われた。
「腎・泌尿器看護ポケットナビ」というのを中山書店から出したいので
看護部としても協力をお願いしたいという内容だった。
隣の美しい女性は、出版社の方だと紹介された。
もう、どーぞ、どーぞ。やってください。
たとえ専門分野の内容であろうと、執筆して世に出すというのは、
自分たちが普段やっていることの見直しになる。
調べる過程で気づくこともたくさんあるだろう。
もう、どーぞ、どーぞ、やってください。
今日、キックオフミーティングをやるとのこと。
刊行は来年春の予定だそうです。
2008年07月
医師との共同執筆
welcome to 当院: 国際化第一歩
国際看護交流協会主催、平成20年度看護指導者育成コース受講中の
9カ国10名の方々が、当院で研修をされました。
「ようこそ聖隷浜松病院へ。
私は副院長・総看護部長の勝原裕美子です」 と英語で自己紹介。
その後も、看護部の紹介と看護部の戦略プランの説明をしました。
と偉そうに書きましたが、
そばにはちゃんと通訳がいらしたので、少々ブロークンでも修正してくれるわいと
大きく出たわけです。
「カメラ目線をされるので、自然体撮影が困難でした」
その後も、教育担当次長、感染看護認定ナース、リサーチナース、記録委員、病棟課長等が、
それぞれの役割を紹介したり、質問を受けたりして大いに盛り上がりました。
途中席をはずしたので、後から様子をきくと
課長たちは、「もっとディスカッションしたい!」と思ったようです。
それから、研修生の方々は
「聖隷浜松病院がこうやってやれているんだから、私たちにもできないはずはない。国に帰ったらがんばろう!」という意気込みだったようです。
私の考える国際化の兆しが見えてきました。
そうなんです。
英語は障壁なのではなく、ツールだと割り切り、
私たちが伝え合いたいのは、互いの看護や看護システムなんだということを理解すれば、
国際化はぐーんと身近なものになるのです。
See you soon.
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「リーダーシップへの旅路:本当の自分、キャリア、価値観の探求」
ビル・ジョージ、ピーター・シムズ著(梅津祐良訳、生産性出版)2007年
有名・無名、老若男女を問わず、
リーダーシップが自らの人格にしっかりと根ざしていると判定された
リーダーたち125人に行ったインタビュー結果をまとめた著。
書かれている内容が、
どれくらい自分に落とし込むめたのかを確認するためのエクササイズが
各章ごとについているのがおもしろい。
インタビューデータが、そのまま引用されている箇所があるのも
理論を裏付けていて読みやすい。
「目的に対してきわめて強い情熱を感じているので、
その結果としてリーダーになっていく・・・中略・・・
情熱に伴ってリーダーシップは後からついてくる」(p.205)
このフレーズはなかなか好きだなあ。
(平成20年7月27日)
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大阪で採用活動
炎天下とはこのことか。
大阪の街がすべて溶けてなくなるのではないかと思うような暑さだった。
そんな暑さの中、朝から終日、京セラドームで、看護師合同就職説明会に参加。
汗をかきかき、開始時間ちょうどの11時に到着したときには、すでに事務職員が、すっかりブースの準備をしてくれていた。
一番にブースに来てくれた学生さんは、聖隷浜松病院を第一志望だと言い切ってくれた。
ホームページやこのブログも見てくれていた。記念に、撮影。
「一番に来てくださった学生さん。ご縁がありますように!」
もちろん、ブログに載せることの許可はいただきました。
その後も、「朝日新聞の連載を見て、どんな病院なのかと気になっていました」とか、
「学校訪問をしてくれたときに話を聞けなかったので、今日は是非直接聞きたいと思っていました」といった、就職に前向きに人たちが訪ねてきてくれた。
訪ねてきてくれた学生さんたちには、
誠心誠意、当院の看護のよさをお伝えできたと思う。
「看護」をしたいと願う学生さんたちが、「看護」のある当院で一緒にチャレンジしてくれることを
心から願っています。
「看護師採用活動推進隊事務職の皆さんです」
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朝日新聞の連載
7月15日より、9回にわたって連載された
「看護師が病院を変える」が、今朝で終了しました。
すべての回が聖隷浜松病院での取材によるものです。
この連載では、やさしさや一生懸命さだけではなく、
看護師の知性が社会に伝わってほしいと願っていました。
そして、そのとおり、
熱心に取材された朝日新聞社浅井さんの編集作業により、
見事な記事に仕上がったことに、大満足です。
連載中、看護師仲間、昔からの友人など
さまざまな人たちから反響をいただきました。
どれもポジティブなもので、ありがたいことです。
これからも、記事に恥じないように
自分たちの看護を大事にして最善を尽くし、
「看護の可視化」に努めたいと思います。
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11人の面接
6月から、時間をとって、順次看護部係長面接をしています。
休職中の係長を除くと面接対象者は67名。
今日は、11名の面接をしました。
係長としての自己評価、今後のキャリアイメージ、勝原への意見
などを一人25分で聞きます。
11名だとさすがに息つく間もなかったけど、
11人が11様であることが興味深く、
それぞれの話を聞いているとあっという間に時間が経ちました。
いろんな話があったけど、
みんな看護が好きなんだなあとつくづく思いました。
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継続できるか補助食品
こうと決めたら結構続けることができるのだが、
補助食品だけは続いた試しがない。
これまで何度も、
コラーゲン、青汁、マルチビタミンなどいろいろなものを購入してきたが、
毎日の習慣になる前に途中でやめてしまう。
一袋もしくは一瓶を飲みきったことがない。
効果が目に見えて現れないので、緊張感がないせいだと思う。
今日は、看護部管理室のメンバーに勧められ、ある決意をした。
皮膚再生を促進する成分を含んだドリンク剤と
コエンザイムQ10の錠剤を毎日飲むというものだ。
昨日、何気に見ていた番組で、
ダイアナ・ロスが
「子どもができてからは、
家族が一番で仕事が二番という考えだった。
何よりも子どものことを優先させてきた。
でも、身体を壊してからは、
健康が一番、家族が二番で仕事が三番になった。
自分が健康でないと大好きな子どもの世話ができないのだから」
と言っていた。
今日の決意は、そのダイアナ・ロスの「健康第一」という言葉が
妙に響いたせいもあったかもしれない。
目当ての品は院内の売店にある。
昼休み、一緒に飲み始めることを決意したリサーチナースと
財布を握りしめて買いに行った。
絶対今日から飲むぞ!そう誓って物をゲット。
と・・・・
さっき気づいたが、今日の分をもう飲み忘れている。
いかん、いかん。
まずは、目標1ヶ月。
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「意志力革命」
ハイケ・グルック、スマントラ・ゴシャール著(野田智義訳、ランダムハウス講談社)2005年
スマントラ・ゴシャールの訃報に
経営学者の誰もが手を合わせた。数年前の話だ。
野田智義さんの訳者あと書きには、
スマントラ自身の意志力の強さが記されていて胸を打つ。
さて、本書は、モチベーションと意志力の違いを明らかにし、
マネジャーや組織が意志力を持つことの大事さを伝えてくれるものだ。
モチベーションは、
何らかの刺激を受けて、こうしたいとか、こうありたいとかという気持ちを導く。
他方、意志力は、
達成したいことに対して深い愛情を持ち、無条件にコミットする力をいう。
意志力の方が、モチベーションよりもより能動的で深く強い。
その意志力を天性のものだとして終わらせず、
どうすれば身につけられるのかが記されている。
読みながら、
看護の価値を社会の価値にしたい、そのために
なんとか看護を可視化していきたいのだという自分の思いの強さを確認した。
(平成20年7月22日)
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鳥取の海
今日から2日間、鳥取県看護協会でファーストレベルの講師をしています。
初日が終わった今夕、岩戸という所にご案内いただきました。
鳥取砂丘を越え、しばらく車で走ると、
すばらしい砂丘海岸があり、サーファーたちが波を楽しんでいます。
その先が岩戸。
ちょうど日本海に夕日が沈むまでの時間をたっぷり楽しみました。
空と海の両方に夕日がはさまれ、
上辺と下辺がないながらも、雄大でとても静かな海の夕暮れ。
いつものようにカメラを手にしたのですが、
カードが挿入されておらず、写せずじまい。
ブログでお披露目できないのが残念です。
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本腰入れて
日本看護協会のはからいで、
なんと昭和48年から短時間正職員制度導入しているという
NTT東関東病院の山元友子看護部長と、現在制度利用中の菱田真希さんに
お目にかかることができました。
導入を考えている立場で出席した私は、
お二人に対談形式でいろいろ質問をさせていただきました。
その席で、冒頭、日本看護協会が募集していた「多様な勤務形態導入モデル事業」に
当院が満場一致で選ばれたことを知らされました。
結構力を入れて応募書類を作成したので、 「やったー!!」という感じでした。
看護が好きな職員、聖隷が好きな職員が、
子育て等の諸事情でフルタイムで働けないがために
身分を変更したり、退職したりせざるをえない状況を改善したいと思っていました。
このモデル事業に当選しようが落選しようが
秋からテスト導入しようと準備していたところでしたが、
やはり当選の知らせは嬉しいものです。
今日の対談では、勤務形態、業務調整、職員のモチベーション維持など
いろいろ参考になることを教えていただき、励みになりました。
先駆的に実施している病院に学びながら
当院でも少しずつだけども確実に導入していきたいと思いました。
本腰入れて、この制度導入に取り組みます。
なお、今日の対談内容は、看護協会ニュースの8月号に掲載されるとのことです。
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トップの心がけ
今日は、認定看護管理者サードレベルの研修生2名が当院で実習された。
お二人とも、それぞれの勤務先では副看護部長職であり
豊富な経験がおありの方々だ。
サードレベルということは、トップマネジメントレベルの研修ということになる。
私についてまわっても、実習になるのかどうかわからないが、
強いご希望があったのでお引き受けした。
いくつか質問を受けたが、
そのうちのひとつに
「トップとして意識的に心がけていることがありますか?」
というのがあった。
たぶん、20秒くらい考えただろうか。
正直あれもこれもと思ってしまう。
結局私は、「感情のコントロールができること」と答えた。
限れた時間の中で、たくさんの異なる種類の意思決定をしなければならない。
ひとつひとつの課題に向き合うときに、
直前に生じた感情をぶつけたり反映させたりしてぶれることのないよう、
常に、一定のトーンでいることは大事なことだと思う。
自分ができているかどうかは別問題だが、
改めて問われ、そう答えてしまうと、
ますますそれを大事にしたいと思うものである。
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とうとうGET!
のっぽパンの存在を知ったのは、数ヶ月前の新聞紙上でのこと。
静岡の人にはなじみ深いのっぽパンが昨年製造中止になり、
それを惜しむ人たちの声が高まって復活。
静岡県看護協会に行くたびに立ち寄るのだが、
いつも売り切れか長蛇の列。ところが今日は誰もいない。
思わず、たくさん買ってしまった。
トレードマークのキリン柄がなんともいえない。
明日の朝は、のっぽパンかぶりつきです。
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嬉しい駆け込み
看護部長室の扉は2カ所。
会議中以外はオープンにしてある。
今日は、総合相談コーナーの院内スペシャリスト看護師が
その扉の一つから駆け込んできた。
昨年11月に、前任者の進学に伴って総合相談コーナーを任されて以降、
相談件数が先月急上昇したという報告だった。
総合相談コーナーは
当院を利用してくださる方が、さまざまな相談にのりやすいようにと
1階に設置されている。
件数が多ければいいというものでもないが、
その看護師が言うには、
「相談にのってもらって、すごくよかったので、今日は主人を連れて来ました」
「この間の相談にのってもらった後、家族と温泉に行くことができました」
といったリピータがあると、本当に嬉しいという。
相談コーナー看護業務の奥の深さに惹かれ、
心から嬉しそうに、次々と事例を話してくれる看護師を前に
こういう駆け込み報告は、私にもエネルギーをくれているなあと感じました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今日から、朝日新聞の第3面「声」に当院看護部が取材された連載が始まりました。
「看護師が病院を変える」
ぜひ、ご覧ください。
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「誰のためのデザイン?」
D,A,ノーマン著(野島久雄訳、新曜社認知科学選書)、1990年
機械嫌いでアナログ人間の私のような人間には
ありがたーい本です。
「シャワーの使い方がすぐにわからなかったり、
見慣れないテレビやコンロで苦労したならば、
悪いのは(その人の使い方や知識のなさではなく)
デザインの方だということを心に留めておくべきだろう。」(p.86)
(( )は勝原が挿入)
この類の文章があちらこちらにある。
たくさんありすぎるリモコンの操作ボタン。
使わない機能をたくさん持った携帯電話。
小分け用ポケットがありすぎてどこに収納したのか余計に混乱するバッグ。
機能やシステムへの理解が悪いのは、
自分が超アナログ人間だからだと割り切っていたが、
デザインの問題だということを整然と説いてくれる本書を読むと
にんまりするシーンがたくさんある。
それから、システムエラーやミステイクの話も
認知心理学やデザインの視点からされていて
リスクマネジメントの視点でも役立つ。
出版年が古いから、デザイン事例も古いが、
十分今読むに値する。
(平成20年7月13日)
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暑いですが
昨日、浜松では37度を越す暑さだったと、
今朝の新聞で知りました。
おそるおそる浜松に戻りましたが、
昨日ほどではないにしろ、たしかに暑いです。
でも、この暑さならまだ大丈夫。
この夏、まだ一度も家ではクーラーをつけておらず、
リモコンは「暖房」表示のまま。
汗かいたら、ばしゃっと顔を洗って、
絞ったタオルで体をふけば、しゃきーんとします。
看護部長室でもほとんどクーラーをつけていないので、
入ってくる人が「暑そう」にしてくれないと、
クーラー入れるのを忘れているくらいです。
超寒がりは、夏は元気印です。
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風鈴
母が、待ちかねたように
「これ、つけて」と私に小箱を渡した。
中にはガラスの風鈴。
ひもを結んで、軒先にぶら下げる。
しばらくして、「ちっとも鳴らない」と言う。
そりゃそうでしょ。
無風だもの。
二人で耳をそばだてていると、
そのうち、「カラカラカラーン」と弱弱しいが、たしかに音がした。
ほら、鳴ったでしょ。
涼しげな音に、環境保護を考えて、少し冷房をゆるめてみました。
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採用活動中盤戦
昨日は兵庫、今日は愛知。
来春仲間入りしてくれる人たちに声をかけるために
採用活動に出かけています。
これから先は、
インターンシップや採用試験が待っているので、
こうして学校訪問するのもあと2週間ほど。
本気で自他共に日本一、世界一の看護部になることをめざしているので、
まずは聖隷浜松病院に興味を持ってもらいたいという気持ちで
今日もプレゼンを続けています。
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静岡-浜松間
静岡県看護協会での会議が思いの他早く終わった。
予定より早く病院に戻れると思ったら、
事故のため新幹線がストップだという。
迷わず、在来線で浜松まで戻った。
いつも新幹線なので、気づかなかったことにいろいろ気づいた。
ビール工場や化粧品工場などが、線路沿いにあること。
川をいくつも渡ること。
結構山が迫っていること。
始発静岡から終点浜松まで、ずーっと一緒だった高校生が何人もいたこと。
院内会議には間に合わなかったけど、
70分間の静岡ウオッチングには発見がいっぱいあったのでした。
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宣伝
七夕ですが、浜松はあいにくの雨です。
院内のいたるところに色とりどりの短冊のぶらさがった竹笹が見受けられます。
雨をふっとばして、みーんなの願い事がかないますように。
さて、この10日間ほど
朝日新聞の編集者が看護の取材に来てくれています。
私のテーマである「看護の可視化」に直結する企画なので
全面的に協力したいと思いました。
今月15日から10回連載で、
当院看護部を取材して見えた「看護」が記事になります。
なんと、3面の社説の横です。
「編集の現場から:記者のイチオシ」という朝日新聞社のウェブサイトでも
すでに予告されています。
↓↓
http://info.asahi.com/index.html
ぜひ、15日からの連載をお見逃しなく。
Don't miss it!
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「生体リズムと健康」
若村智子編 (丸善株式会社)2008年
私の友人、京都大学准教授の若村さんの本。
兵庫県立大学で同僚だったとき、
よく彼女から睡眠と看護師の3交代の関係性について話を聞いたものだ。
ただ年齢が少し上だったからとういだけでなく、
私はまったく三交代に向いていない体だった。
深夜明けなど、ふわふわ絨毯の上を歩いているようで、
足はもつれ、思考は停止寸前で、車の運転は非常に危険な状態だった。
だからといって、明るいうちは寝付けないので、
深夜明けからまったく体が回復した気がしないまま
次の勤務についていた。
しんどかった。
そんな経験があったので
「私は夜勤できないので、臨床看護師には向いていないんだ」と
思い込んでいた。
でも、若村さんから
「もともと、早寝早起きがきちんとしつけられて育った人は、
夜起きていられないような生体リズムになっているのだ」
ということを聞かされ、
私が看護師に向いていないのではなく、
私の体が決められたシフトワークに向いていなかっただけなんだとわかった。
こんな私にも工夫すれば、組めるシフトがあるようだ。
そんな面白い話をたくさん聴いていたのだが、
京都大学に移った若村さんは、その手の話を医学部だけでなく
全学部向けの教養講座でしたらしい。
それが、むちゃくちゃ受けて、
「京大人気講義シリーズ」として出版されることになったようだ。
若村ファンとして、
こんなに嬉しいことはない。
実におもしろい内容で、一気に読み上げた。 (平成20年7月6日)
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「おとうと」
幸田文(新潮社)昭和43年 (オリジナルは、昭和32年中央公論社)
私にも、やんちゃな(といっても、もう子ども2人を持つ立派な大人だが)弟がいるので、
つい手にとってみた。
作家である父と継母との4人家族。
3つ違いの弟を、小さいときから面倒見続ける「姉」が中心に物語が構成される。
読み終わってからわかったが、これは、幸田文のほぼ自伝に近いものだそうだ。
幸田露伴を父にもつ文には弟がいたが、19歳で急逝している。
実の母親を7歳で失い、8歳で父親が再婚しているので、まさに、自叙伝だ。
弟はやんちゃだが、姉がいるから安定しているように思える。
その弟が結核にかかる。そのとき、看病につくのが「一等看護婦」(p.171)と表現されている。
インターネットで調べると、どうも婦長級の看護師を、当時はそう呼んでいたらしい。
最期の場面では、物語として気持ちが揺さぶられるだけでなく、家族をケアする看護師の職業人としての描写が、思いがけずきちんと「看護」を伝えていることに感動したのだった。 (平成20年7月6日)
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「浮世の画家」
カズオ・イシグロ著(飛田茂雄訳、早川書房)、2006年
「日の名残り」があんまりにもよかったので
続けて読んだ本。
日本の文化や日本人の情緒の描写が豊かで、
翻訳とは思えず、まるで日本人の作家の小説を読んでいるようだった。
(平成20年6月28日)
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「最前線のリーダーシップ」
ロナルド・A・ハイフェッツ、マーティ・リンスキー著(竹中平蔵監訳、ファーストプレス)、2007年
最近、やたらとリーダーシップの本を読みたくなる。
今の立場がそうさせているのは間違いない。
読み方が、以前とは異なっていることをはっきり自覚している。
読み進めることで、
自分の足らなさ、未熟さを本書で確認すると共に、
気づいていなかった大事なことをたくさん気づかせてくれた。
ハイフェッツの本は何冊か読んでいるが、
マーティとの共著によって、
リーダーシップに対する洞察の深さがより冴えていると感じた。
線をひいた箇所があまりにもたくさんあるので、
内容の紹介は割愛。
(平成20年6月22日)
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安田講堂の舞台
第9回日本本医療情報学会看護学術大会は、東大の安田講堂が会場だった。
学会員ではないが、パネリストに呼ばれて出向いた。
安田講堂には何度か足を踏み入れたことがあるが、
舞台に上るのは初めて。
歴史的な場所の舞台に上がり、
自分が話す順番が来るまで他のパネラーの話を耳で聴きながら、
思わずきょろきょろと見回してしまった。
学会なのに、学会の気分がしない。
やけに天井が高い石造りの建物のかもし出す雰囲気が重々しい。
そのせいか、会場の視線がいつもと違うような気にすらなる。
なんだかとりつかれるように話してしまった。
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「エンデュアランス号漂流」
アルフレッド・ランシング著(山本光伸訳, 新潮社) 1998年
これも、「日の名残り」同様、
「ダイヤモンド・ハーバード・ビジネス」の6月号で紹介されていた本。
1915年、凍った南極の海に閉じ込められたエンデュアランス号。
その船長のシャクルトンは40歳。乗組員27名をひきいる。
これでもか、これでもかと次々迫る危機的状況を
強靭な精神力と体力、それに並外れたリーダーシップで対応していく。
事実の記録だけに、ページをめくるごと次はどうなるのかとはらはらする。
寒さ大きらいの私からすると、
当時の装備で、極寒にたとえ1分でも肉体が存在することなど考えられない。
青木久子さんによる解説ページによると、
この南極探検隊の募集広告は
「求む男子。至難の旅。僅かな報酬。極寒。暗黒の長い日々。絶えざる危険。生還の保証なし。成功の暁には名誉と賞賛を得る」(『もっと面白い廣告』天野祐吉著、ちくま文庫)だったとのこと。
まさに、この広告どおりの旅だったわけである。
遠出の出張の車内で没頭して読むには最高の本だった。 (平成20年7月4日)
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平成20年9月の予定
2008年9月の予定
9月6日(土) 兵庫県看護協会セカンドレベル研修
9月13日(土)兵庫県立病院看護部長会研修
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平成20年8月の予定
2008年8月の予定
8月1日 愛媛県立病院研修
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ブログの効果と今後の課題
昨日、今日と、第58回日本病院学会で
「ブログの効果と今後の課題」を発表するため山形でした。
昨日のお昼に着いて、すぐに焼肉(山形産牛肉)を食べ、
午後からのセッションが始まるまでの間にタクシーを飛ばしてさくらんぼ農園へ。
そこで、見事なさくらんぼに出会いました。
午後のセッションを聞いた後、一人蔵王温泉に向かいました。
源泉かけ流し。
すばらしいお湯に浸かり、ぼーーーーとして、
よほど疲れtていたのでしょう、午後9時半には眠りにつきました。
今日は、とてもさわやかな目覚め。
8時間以上寝たのは久しぶりのことです。
セッションでは、
平均330人がこのブログに日々アクセスしてくださっていることや、
いただいているコメントから、看護・医療・病院などが可視化されている実感があることなどを
発表しました。
なんだかんだいっても、見てくださる方、読んでくださる方がいてのブログです。
ブログの課題は「継続すること」
それを改めて肝に銘じ、今日も元気にブログを更新いたします。
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さわやかなかき氷
A8病棟で、お昼に七夕会がありました。
寝たきりの患者様を含め、
さまざまな症状を抱える患者様たちが屋上庭園に繰り出し、
梅雨の合間の陽射しを楽しみました。
私が駆けつけたときには、
すでにイベントは終わっていたのですが、
車椅子に乗り、ご家族や看護師達に囲まれた患者様が、
「かき氷を3杯も食べたのよ」と教えてくれました。
その残りのかき氷をちょうだいしました。
かき氷の機械は、課長が保育園で借りてきたそうです。
みぞれシロップをたっぷりかけ、スタッフたちと食べました。
その様子を、患者様がニコニコと見てくださっていました。
おだやかなひとときでした。
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ミーアキャットにびっくり
もう一昨日の夜のことになるが、
富士山から戻り、何気につけたテレビで、
ミーアキャットという動物が子どもを教育する様子が放映されていた。
(番組は、NHK「ダーウィンが来た」)
これが、実におもしろかった。
生まれてから1年以内に天敵等によって命を落とすこどもが4割いるという。
それに、砂漠で生き延びていくためには、
自分で自分の食べるものをゲットしなくてはならない。
そのために、サソリを自分で獲れるように大人が子どもを教育する。
おもしろかった理由はいくつかある。
1.リーダーが出産すれば、グループ内の他のメスも乳が出るようになり、
自分の子ども以外にも授乳する。
道路を渡るときには、見張り役が2匹残り、
全員が渡り終わるのを見届けてから、自分たちも渡る。
など、グループみんなで子育てをすること。
2.サソリを獲るためのプログラムは、段階を経ていること。
平易な段階のスキルが習得されていることを確認してから、
次の段階へと移行していく。
哺乳類で、このような教育プログラムを持って計画的に教えることをするのは
人間以外では、このミーアキャットだけらしい。
他の動物は、大人のすることを見て、子どもがそれを真似ながら覚えるのだそうだ。
どんな姿か見たい方は、こちら。
http://www.nhk.or.jp/darwin/program/backnumber_list.html
放送では、短期集中型トレーニングによって、自分でサソリを獲れるようになる
成長過程が映し出されていたが、
なかなかスキルがあがらない子どもに対してどのようにかかわるのか、
また、最後その子たちはどうなるのかはわからなかった。
ちゃんと、看護教育のように、
その子なりの成長を見守り、力を信じてかかわり続けるのだろうか。
それとも、厳しい砂漠の自然の中で淘汰されてしまうのだろうか。