やらまい勝っちゃん

聖隷浜松病院副院長兼総看護部長 勝原裕美子のブログ

2008年06月17日

「日の名残り」

カズオ・イシグロ (土屋政雄訳、早川書房) 2001年

「ダイヤモンド・ハーバード・ビジネス」の6月号に、
「文学を読んでビジネスに生かす」という記事が載っていた。

そこに、
ハーバードビジネススクールで道徳・倫理の勉強をするときに用いている小説が
いくつか紹介されていた。

ずっとその手の研究をしてきたので、
載っている本は全部アマゾンで購入した。
本書はその一つ。

なるほど、ブッカー賞をとったというだけあって、読み応えがある。

非常に優れた執事の回想記という体裁をとっているが、
サーバントリーダーシップにも通じる話だし、
たしかに、モラル・リーダーとは何かを考えさせられるくだりが多々みられる。
執事が重要な会議を円滑に進めるために人々を動かすやり方などは、
まさに組織行動論そのものだ。
もちろん、純粋に小説として読んでも非常におもしろい。
(平成20年6月13日)

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by admin|2008年06月17日 20:37|コメント (0) トラックバック (0)