やらまい勝っちゃん

聖隷浜松病院副院長兼総看護部長 勝原裕美子のブログ

2008年06月03日

マグネット認定施設訪問

現地時間6月2日(月)

10時 UCSF(カリフォルニア州立大学サンフランシスコ校)メディカルセンターにて
Sheila Antrum ( CNO =Chief Nursing Officer)
Joday Mechanic(実践特別プロジェクト担当部長)
の2人に会う。

UCSFメディカルセンターは、マグネット施設認定を取得するために
申請手続きの真っ最中。
いかに看護を見せるかということに、力を入れているとのこと。
がんばっている姿に、エールを送りたくなる。
                   
UCSFの看護学部ナイチンゲール像の横の矢野さん。  Jodyと今後の互いの健闘を誓って記念撮影。

午後からは、タクシーを飛ばし、スタンフォード・メディカルセンターへ。
この病院は昨年マグネット施設認定を取得。
入り口を入るなり、マグネット取得病院であることが
ポスター等で大々的に宣伝されていた。

       
病院の入り口                     マグネット認定の証が掲示されている。かっこいい!
             
入り口を入るとすぐに、数種類の布製の「マグネット取得」を知らせる宣伝lポスターが目に付く。

Cindy Day (副院長兼CNO)
Jim Stotts (実践と教育担当部長)
Kathy Hickman (実践と教育担当副部長) の3人とミーティング。

すでに、マグネットを取得したことによるプライドがあふれているという印象が大きかった。
いろいろ話し合ったが、一番印象的だったのは、
申請準備までに4年かかるには2つの理由があるということ。
ひとつは、
申請基準だけをみればたやすくクリアーできそうに思える項目でも、
実際にどれだけできているかを確認しようとすると(gap analysis)、
実は行われていない、記録に残っていない、周知されていないということが多く、
管理者として愕然としたという話。
もうひとつは、
ただ基準に満ちていればよいのではなく、
そのことが「文化」として当たり前に根付くようにならなければならないので
その仕組みを整備するのがたいへんだったことである。

やっぱり普段から、
できていること、やっていることはきちんと整理して残しておかなければいけないなと思った。

        
Kathyが責任を持って書き上げたという記録物。 何が書かれているのか見せてくれた。

申請に必要な記録物の量はすごいが、特別に集計の難しいデータがあるわけではない。
現場から情報を集め、言語化しいかに見えるようにするかが難関だと思った。

一番問題になるのは、「優秀さ」を示す指標がないこと。
アメリカには、国全体のデータベースと、カリフォルニア州独自のデータベースがあり、
そこに登録するとベンチマークができる仕組みなっているため、
優秀さを示すことがグラフ等で容易にできる。
しかし、日本にはそういう使えるデータベースがまだ機能していない。
他の医療機関とのベンチマークができるしくみを、早く日本作らねばと痛切に感じた。

 毎月、各部署で優秀な職員がノミネートされ、玄関横で掲示される。

今日一日で、いつも呪文のように言っている「可視化」なくしては、
看護の優秀さを示すことができなことが確認できた。

帰国したら、やることがいっぱいある。

明日は早朝、ミネアポリスに移動。



 

 

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by admin|2008年06月03日 15:31|コメント (2) トラックバック (0)