昨日、兵庫県立大学看護学部では、大きなイベントがいくつもあった。
中でも、兵庫県立看護大学の学長を開学より務め、
兵庫県立大学への統合を果たし、
それと同時に開設された地域ケア開発研究所の所長を務めてこられた
南裕子先生の定年退職最終講義には大勢の人々が集まった。
最終講義のタイトルは
「看護と看護学の発展とともに -先輩・仲間・後輩と夢をつないで」
これまでの歩みをスライドで紹介された。
若いときに持った夢を着実に実現させるべく、
その時々に出会った人々のことや、当時の気持ちを述べられた。
最後には、
これからは生涯かけて「やさしさ」の研究をしたいとおっしゃった。
看護にはサイエンスの部分も大切なので、
今までは看護師を「やさしい」とだけ評価されることには抵抗を持ってきたが、
やっぱり、やさしくなければいけないと思い直していると述べられた。
これだけ看護者の社会的地位の向上、看護学の発展、看護の国際化に寄与されてきた先生が
定年にあたって述べられた「やさしさ」への思いは、深く確かだと感じた。
まだ、ICN(国際看護師学会)会長としての任も残っておられる。
生涯現役をモットーとしている先生には
まだまだ発信し続けてほしいと思うが、ひとまず、本当にご苦労様でした。
さまざまな教えを乞うた一人として
その教えのすべてに感謝し、先生に出会えた幸運をあらためて大切にしたいと思いました。